iPhoneを手にして以来、いつかはMacを、と思いつつ10ヶ月。ついにMacerの仲間入りだ。一番の動機はやはりiPhoneアプリを作ること。アンドロイドに比べて何年も先を行っている。さて、どのMacにしたものか、と悩んでいたがこの秋に出たMac Book Airはとても良さそうだった。信じられないくらい薄い。そして軽い。11インチのモデルは特に小さい。これなら持ち歩ける。Mac Book Proの重厚さもよかったのだが、ハイスペックモデルの17インチはちょっと大きいのだと思っていたが、逆にCPUの性能はそこまで求めずに小さくAirでまとめるのも良い気がしてきた。
iPhoneアプリを作るにあたり、まずは開発環境が必要。Xcode and iOS SDK 4.2をダウンロードするところからスタートだ。実は、このiOS SDK4.2は以前に一度ダウンロードしたことがあるのだが、19時間?と半端なく時間が掛かる。3.52Gというサイズも半端ではないのだが、53.1KByte/secという通信速度の遅さが最大の原因である。しかも、前回ダウンロード時は完了後にdmgファイルが壊れていて認識できないという事態にもなったり、とにかく大変なのだ。
今回、Mac Book Airを手にし、新たな気分で再度ダウンロードしているのだが。。。やはり時間が掛かる。インターネットの通信速度を計測できる「Speednet」のサイトでテストすると、500Kbpsと出た。500Kbit/setとは62.5Kbyte/Secということで、ダウンロードの通信速度とほぼ等しい。ADSL50Mの回線を使っているはずなのだが、いくらベストエフォート型といえ、100分の1とは遅過ぎではないだろうか。
他の手段としては、これほど大きなプログラムであればDVDで配布しているのではないか?と考える。XcodeはMac OS XのDVDに実際に同梱されているのだが、肝心のiOS SDKが入っていない。何か雑誌にiOS SDKが付録についたものは無いだろうか。。。と、ダウンロード中にいろいろ考えてしまうのだった。
Macを買うにあたり、悩むであろうことの一つとして「物理的なサイズとスペックのトレードオフをどこに見いだすか」ということがある。結局、大きければ速い。小さければ遅いという当たり前のことで悩んでいるのだが。もちろん、小さくて、軽くて、持ち運びができて、速いのであれば「それ」に決まるのであるが、そう単純なものでもない。いざという時に持ち運びができるようにノート型にしたいのだが、画像処理もしたい・・・という相反する要求を満たそうとすると、どっちも中途半端な答えになることになる。(Mac Book Pro 17インチは持ち運べないことはないのだが、重そう。。。)
というわけで、MacBook Air 11インチ、Flash=128G、CPU=1.6G、メモリ=4Gを選択。Ethernetアダプタを追加。SuperDriveは外付けDVDドライブの手持ちがあるので今回は不要。といったところで合計\131,000。最小構成よりも4万ほどアップしているが、Airでアプリを作ろうとしているのでこれくらいのスペックは欲しかった。本当にこのスペックで大丈夫?というのはあるが、一応AppleStoreの店員さんに「アプリ作れますよネ?」って相談して問題なさそうだったので良しとした。