フクの非日常

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

弾言

小飼弾の『弾言』。
この人、とても頭が良いのだろう。発想がオリジナリティに溢れている。
反面、話題が右に、左にジャンプするためついて行くのが大変だ。

モノの価値(=カネ)についての見解は新鮮な切り口である。
あるモノの価値は、物理的に存在する「モノ」+情報(対比して「コト」)
を足したものである。

モノは物理的に増えたり、減ったりはしないのだが、情報は増加傾向にある。
たとえば、ペットボトルのウーロン茶が一本あるとする。
スーパーで買えば98円、コンビニで冷やしたものは150円、
レストランでグラスに注がれたものは300円と価値は違っていく。
きっと富士山の登山道では500円くらいの価値があるのでは?
これは、情報の部分、つまりヒトが生み出す価値が増えているからである。

ここで1つ考えたのが、ソフトウエアは「モノ」か「情報」か。
「モノ」は増やすことができない。「情報(=コト)」は増やせる。
ということで、ソフトウエアは「情報(=コト)」である。
電化製品やサービスの価値は、「モノ」の部分と、「情報、サービス」の部分がある。
実際にテレビが家に届いたり、銀行でお金が下ろせたり、手に触れることが
できるものを「モノ」とすると、
品質が良いとか、速く届く、壊れても修理してくれるといった部分が
「情報、サービス」の部分になる。

こう考えるとソフトウエアは「モノ」を提供するための「サービス」と言える。
機能が沢山ある、反応が早い、などなど。モノの価値を上げる要因である。
これまで、製造業は産業革命で莫大な生産性の向上を果たしてきた。
それに比べ、ソフトウエアの生産効率は10年前(15年前?)から変わらない。
産業革命は到来していない。
Jr.フレデリック・P. ブルックスの『人月の神話』では
ソフトウエアの生産性を劇的に向上させる「銀の弾丸」は無い、としており、
今での見つかっていないと考えられる。
確かに、フレームワークやソフトウエアの再利用という技術があるが、
すべてのソフトウエアに利用できているわけではない。
ソフトウエアに「サービス」という面があるとすれば理解は容易で
製造業のように一気にすべての問題が解決するような事態は
起きないと考えるべきである。
逆に、サービスの良し悪しはサービスを提供する人の出来次第で
工夫のしがいは多いにある。価値の上がり方が「モノ」と「情報・サービス」で
根本的に違うのだと考える。

これからはヒトが生み出す価値がもっと増加する。
エネルギー効率の面からも、時代の流れとともに良くなっている。
石炭から石油、天然ガス。太陽エネルギーを取り出す効率も上がっている。
エネルギー問題が解決すればモノは再利用ができる。
エントロピーは常に増大傾向にあるが、非孤立したシステムであれば
熱を外に逃がすことによってエントロピーを低位に戻すことができる。
カフェオレをミルクとコーヒーに戻すことすら可能なのだ!
(入れすぎた砂糖を戻すことさえ!)

エネルギーが無限にある世界、ちょっと期待した。

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
(2008/09/25)
小飼 弾山路 達也

商品詳細を見る



コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。