フクの非日常

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考える技術・書く技術

板坂 元さんのこの「考える技術・書く技術」は1973年に出版されているが、発想を出すための様々なヒントが詰まっており、今でもとても新鮮な感覚で読むことができる。

中でも興味を引くのが「考える技術」の部分。普段から脳に刺戟を与え、脳をウォームアップしておくこと。自分の分野に留まらず手当たり次第に読書をする(ブレーン・ストーミング読書)。カードを活用した思考の蓄積と整理。「毎日アイデアを出し、分野を限定せず興味を持ち、発想を記録していく」という面ではアイデアマラソンと似たところがある。昔から常に頭を使い、アイデアを出していく技を編み出してきた人には共通する型があるのだろうか。

著者は「回転式本立ての各段がべつべつに動くものがほしい」というアイデアを出している。改めて言われると、自分も欲しくなってしまう。そういえば今では格段が別々に動く回転式本立ては実用されているな、、、、確か、紀伊国屋書店のPGRはその様な回転式本立てに置いてあった気がする。

もう一つ興味を引く話題は「英語」について。
著者が指摘している「英語は逆ピラミッド型」の文型をしている、というのは英語は日本語と反対で、重要な語が文の頭に出てくるというもの。英語の聞き取りを練習していた時に、文の最初の1語に集中して聞くようにしておき、頭のほうから1語、2語と聞けるようになっていった、という。英語を聞くときは「タン、タ、ターン」とリズムで感じるようにしておき、「タン」の部分をしっかり聞き取るようにするのだと。これは現代でも通用する英語学習法なのか、やってみたが流行らなかったのか。

言葉のリズムを感じるというアプローチは、とても有効な感じがする。
外国語のリズムに関する話はリチャード・ファインマンも興味深いエピソードを書いていた。
(が、その話はまた後日に。)

英語を読むことについても、一語一語にとらわれず、文の全体で考えるべきと書いている。一見、多読とは関連のなさそうなこの本で多読的アプローチと同じ考えを見つけてちょっと嬉しかった。

この本は面白いよと上司から紹介された本の一つ。
近頃は良い本を紹介してくれる人も少なくなった中、貴重な読書になった。


考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327)考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327)
(1973/01)
板坂 元

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