フクの非日常

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宇宙創成<上>

「フェルマーの最終定理」「暗号解読」で有名なサイモン・シン。
ある一つのテーマに絞り、その歴史を紐解きながら人類はどのように考え、
何を発見し、理論を積み上げてきたのか。
サイモン・シンのこれらの著作はそれらの説明をちりばめながら
人類が歩んできたストーリーに仕立てて読ませてくれる。

そのストーリーのおもしろさたるやサイモン・シンは天才的といえる。
それに加え、数学的、物理学的な説明が必要な場面では非常にわかりやすい図と
解説が付けてある。なので科学を扱った書籍にありがちな「わからないから面白くない」
といった勿体無い事態に陥ることがなく読むことができる。

今回は宇宙、天文の話。
人がまだ地球を中心に太陽や月が動いていると考えていた時代から、
「本当はこうなんじゃないの?」ってことを考えて、証明して正しい世界の姿を作ってきた。
その間は、旧理論の支持者と新理論の支持者の間で大きな論争が起こる。
どっちも自分が正しいと考えているから、悪気はない。
だから理論の対立は科学の発展には必要なんだろうなーと思う。
(ただし、身についた常識に反することは受け入れ難い場合が大いにあるのだ)
その対立に決着を付けるのは、「測定」や「実験」なのだ。
まだ観測されていない事象を「予言」して、その通りであれば理論に決着がつく。
そうやって一歩一歩、宇宙は解明されていったんだねー。
その「仮説」と「検証」を繰り返す姿は、ソフトウエアのデバッグを行う姿と
似ているのではないだろうか。。(考えすぎか。)

邦題は「宇宙創成」。英題「Big Bang」の待望の日本語訳の出版である。
英語版は手元にあるが、残念ながら翻訳に先立って楽しむというメリットは味わえなかった。
しかし出てしまったものは仕方がない。時間的アドバンテージは終了した。
それならば、喜んで翻訳で楽しませてもらおう。

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)
(2009/01/28)
サイモン シン

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