フクの非日常

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

竜馬がゆく <八>

司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』は幕末を描いた歴史小説の形を取っているが、
現代人に必要なビジネス書のエッセンスを多分に含んでいる。

坂本竜馬という人物を中心に、明治維新の原動力となった人物が登場する。
幕府、薩摩、長州、土佐、脱藩した志士たちと、生まれ育ちの背景や
思想、人との接し方を多分に織り込んで人物が描かれている。
当時の藩体制を取っ払って「日本人」であるべきと考えた竜馬は
思想の上で一歩先を進んでいた。
現代に当てはめるならば日本という枠組みを飛び越えて「地球人」という
立場に立って考えることができる人こそ、次の時代を作ることができると言えよう。

竜馬は幕府に対抗するために薩摩・長州を結ばせる手立てを考えた。
当時、感情的に拗れに拗れまくった両者の関係を修復するために、
双方に利益になることを考えた。幕府と戦争状態にあった長州は兵力が欲しかったし、
食糧問題に頭を悩ませていた薩摩には米が有難かった。
相手にとって何が嬉しいか考えて、相互に利益を出す。
Win-Winの法則という薄っぺらい言葉では言い表せない立ち回りを竜馬はやっていたのだ。
しかも、感情面で薩長は対立している。長州は薩摩の手などかりぬと言うのだ。
では、どの人物を説き伏せれば藩論が動くのか、とキーマンを見つけて話を進めるところは
事を進める上での重要な要素であると言える。
やはり人は感情で動いてしまうもの。竜馬は人の心を掴むのが上手だったのだと思う。
やっぱり根っこは人、人物だなと思うのだった。
情報化が進んだと言われている現代の日本に欠けているのはここではなかろうか。

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。