フクの非日常

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コンピューター言語の歴史

コンピューター言語の歴史を解説したものは意外に多い。
なぜなら新しい言語が登場する度に、その言語はどんな特徴を持ち、どの言語の系統にあるかを説明するからである。

つまり、コンピューター言語の歴史はコンピュータ技術の歴史。
必要に応じて言語が生まれてきたのは、コンピュータ技術の進歩が理由にある。

機械語から高級言語へ。はじめは行番号を付けて行番号のステップ通りに実行していたプログラムは
Gotoを排除した構造化プログラミングの流れと共に、行番号を持たない、サブルーチンへと変化していった。サブルーチンからモジュール化へと進み、データは自由にアクセスすることを許さず、モジュールのインターフェースを使って更新するような工夫が加えられる。しかし、モジュール化の考え方はプログラム上での工夫に留まる限りである。

そして、オブジェクト指向のプログラム言語が登場する。サブルーチン化を進めたプログラムは共通処理をまとめて書く反面、似たような動きをさせたいプログラムはコピーして二重に作るか、共通部分と差分を分けてサブルーチン化する必要があった。これに対し、オブジェクト指向プログラムではスーパークラスと継承という手法で解決している。データには変数型を定義するようになり、抽象化が進んだ。これと同じように関数にもクラスを定義し、インスタンスを生成して使用する。オブジェクト指向の特徴を解説した本や文章は多いが、こう説明されてやっと腑に落ちた。

やはり、コンピューター言語の歴史は技術の歴史。C言語の構造化プログラムから入った人はオブジェクト指向へのパラダイムシフトにとても大きな労力が必要と言われている。オブジェクト指向はプログラム言語だけでなく、分析、設計、デザインパターン、UMLと多岐に渡る概念だからというのもあるが、なぜ必要なのか、どんなことを実現したくて生まれた言葉なのかを十分に語っていないことが習得が困難な理由の一つにあると思う。

そんな中、この本はオブジェクト指向へのはじめの一歩を踏み出すことができる一冊である。3章の「プログラミング言語進化論」はとてもためになった。

いちばんやさしい オブジェクト指向の本 (技評SE新書 007)いちばんやさしい オブジェクト指向の本 (技評SE新書 007)
(2007/01/19)
井上 樹

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