フクの非日常

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アラビアの夜の種族 Ⅲ

これまで二冊に渡って書き綴られた、物語の中の物語は
集束に向かって進んでいくはずなのだ。これは最終巻だから。
しかし、予想に反して物語の中の物語は遅々として、あい変わらずぐずぐずと。
続いているのである。ただ徒に紙面を浪費して。

それでも、これまでの書きぶりからこの程度の停滞は予想できていた。
ただ淡々と読み進めるだけしかない、終わりには何か書いてあると信じるしかなく。
辛抱の末、ようやく語りは動き始め、遂に物語の中の物語は終わりを迎える。
いやいや、、、よく言えば、出来の悪いファンタジーというレベルだなあ。
かの「ウィザードリィ 狂王の試練場」を思い出したよ。。
時代で言えば、アラビアの夜の種族が先だから、ひょっとしたらウィザードリィの方が
真似っ子だったのかも知れない。

まあ良い。それでこの本の評価は最終的にどうだったかというと、
『概ねよし』と結論付ける。途中引っ張っていた時間と夢の話は途中ですっ飛んだけど、
堂々と語られる本筋はミステリィ作品として納得のいく出来だった。
ただし、物語の中の物語は長すぎるのではないかい?
たしかに、「The Arabian NightBreeds」という英題が付くように、千夜一夜物語のごとく
途中に延々と差し込まれる物語の効果を狙ったのかもしれないが。。

と、悪口を言う割には、最後の方は一気読みだった。
時折みせる登場人物の一風変わった語り口調は、作者の個性の表れだったのだろうか。
かなり変、とまでは行かないが、ちょっと変だぞ。

アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)
(2006/07)
古川 日出男

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