フクの非日常

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壬生義士伝 <上>

「竜馬」を読んだらお次は「坂の上の雲」、いやいや、「翔ぶが如く」もいいねえ
とおもってたんだが、新撰組の話ときたもんだ。
それも、司馬先生じゃのうて浅田さんの壬生義士伝なんだよ。
竜馬と同じ時代を反対側の新撰組から見たらどうなるんだろうね、という興味と、
遼太郎先生の語り口と次郎さんのしゃべりだとどうなるかってところが見所になるわけだ。

竜馬は土佐藩の郷士ではあったが裕福な家庭の次男坊に育って、
脱藩するまで金で苦労したことはないし、浪人になったところで
何某かの伝手を頼ってそんなに貧乏した様子はなかった。
何か、世間とは離れたところで生きていた感じがする。

反対に新撰組は浪人集団。
お国では食っていけないから脱藩する、新撰組に入って一旗あげたい。
そういった小さな一人一人の事情をつぶさに描きながら、
幕末といった時代背景をしっかり形作っている。
やっぱり貧乏はなかせるねえ。これが浅田節というのだろうか。
遼太郎先生とは一風変わった良さがある。

さて、お話は新撰組 吉村 貫一郎を知る幕末の生き残りのじいさま方。
50年前の昔話をしながら幕末、新撰組を描いている。
そして吉村を知る人たちの話から、果たして吉村の消息はどうなったのかと
ミステリーを思わせるような語り口でもあるのだ。

壬生義士伝 上   文春文庫 あ 39-2壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2
(2002/09)
浅田 次郎

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