フクの非日常

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無趣味のすすめ

「半島を出よ」「13歳のハローワーク」の村上龍。

村上作品から受ける印象は「恐い人」。
エンタテイメント作品を作っているわけではないな、というイメージを持っていたが、
普段から何を考えている人なのか。この「無趣味」を通してちょっとわかった。

この本の「趣味」のいうところは普段私たちが扱う「趣味」のことである。
趣味の世界は悪いものではないが、趣味止まりであるということだ。
何か新しいものを生み出す、特別なものが生まれるのは「仕事」を通じて
活動する他はないというのが、村上の論である。
この厳しさが村上作品の根底に流れる源流ではないかと思う。

趣味からは何も生まれないとは、厳しい言葉だが深く感銘を受けた。
新しいものに興味を持ち、はじめてみるのはよいけれど
そこから何かオリジナリティのあるものが生まれるかどうかは
自分がそれを趣味と思っているか、仕事と思っているか次第ということ。
趣味は確かに楽しい。しかし、仕事をやり終えたときの充実感は趣味の楽しさを超える。

普段、会社勤めでやってるのも仕事だが、
自分で作った自分のための仕事があってもよいと思う。
自分の中で閉じた趣味でない、新しい仕事=プロジェクトをはじめよう。

他にも、村上が考えるテーマは面白い。
一般人が常識だと考えていることは、ほんとは違うんだという村上論が多数ある。
すべてには賛成しかねるが、そういう考え方もあるのかなと
最後まで面白く読んだ一冊だった。

きっと、何度も読み返す本になる。

無趣味のすすめ無趣味のすすめ
(2009/03/26)
村上龍

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