フクの非日常

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その数学が戦略を決める

現代では絶対計算(統計分析)による結果予測・行動パターン分析が進んでいる。

たとえば、ワインの値段。
ワインの専門家が口に含んで吐き出すよりも、
その年の気候、雨が降ったとか、気温がどうだったかを分析したほうが
ワインの値段を的確に当てることができる。
(しかも、ワインがまだ樽の中で眠っている間に!)

たとえば、高校野球のスカウト。
球団のスカウトが各地の高校野球、甲子園で何十試合バックネット裏で見るよりも
四球を考慮した出塁率を見たほうが将来活躍する選手を見つけることができる。

どちらも、人が未来のことを予測する場合の話である。
人の思考は偏っているもので、統計データを元に算出するコンピュータと対決すると、
ほぼコンピュータが勝利してしまう。
この事実は動かすことができないようだ。
人間って不完全で、矛盾した生き物なのだねえ。
自分の主観が正しいと思い、コンピュータが弾いた結果に負けるはずが無いと考える。
特に専門家の場合その思い込みが強く、受け入れがたいそうだ。

では、コンピュータによる回帰分析があれば、
予測の精度に劣る人間による判断は不要になるのか?
そうとは限らない。
専門家が自分の経験や直感に加えて、確率・統計を理解して
判断材料に加えることによって判断の誤りを防ぐことができる。
また、誤った常識を覆すことができるのだ。

もし、自分の専門の分野に絶対計算を用いた場合、
どのような事実を突きつけられることになるのだろうか?
そしてそれを受け入れることができるのだろうか?

たとえばアプリケーション開発だったら、このソフトは何万本売れるか?
算出するのに正しい因子を与えると、企画の段階から予想ができる。
自分が興味があるのは、「この開発プロジェクトは成功するのか否か。」
という予測が立てられるかどうかということだ。
予算は幾らで、開発期間は何ヶ月で、投入する要員は何人で、
開発拠点は何箇所で、規約の整備度合いはどうか、、、
といったデータを入れて過去のデータを分析すると
プロジェクトの成功確率を弾いてくれるような、そんな計算を見てみたい。

・遅れたときに要員を追加すると更に遅れるのは本当か?
・開発拠点の分散が生産性を悪化させるのは本当か?
・開発体制が大きくなると生産性は下がるのは本当か?

といった、これまでの常識が覆るとこをを見てみたい。


よく考えると、絶対計算(統計的手法)はすでに身近なところに転がっている。
システムの残存バグについては統計的手法が昔から利用されている。
これまでのテスト期間でバグの検出件数、頻度をグラフにすると、
まだ問題が残っているかどうか、分析することができる。

これは確実に絶対計算の思考なのだが、
直感主義の開発者にはなかなか分析結果を受け入れることが難しい。
「バグは残っていない」と思っても、分析結果が「バグあり」と語れば
その可能性が高いのだ。(つべこべ言わず、テストを追加しよう。)
統計の威力を理解して、自分の判断を見直せるようにしたい。

その数学が戦略を決めるその数学が戦略を決める
(2007/11/29)
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