フクの非日常

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イン・ザ・プール

「いらっしゃーい」

と迎えてくれるのは精神科医の伊良部。
奥田英朗が描く伊良部シリーズは、短編の集合である。
患者を一人称として一人一話。
それぞれの悩みを持って、精神科医を訪ねるのだが。

この伊良部という医者がはちゃめちゃで、
診察する気なんてさらさらないだろうという振る舞い。
しかし、このトンデモ医者と付き合っていくうちに
なんとなく自分の悩みが解消していくという、なんとも凄い話なのだ。

毎回登場する語り手(患者役)の人選が良い。
ちょっと鬱で落ち込んでいます、といった種類の人は出てこない。
毎日プールで泳がないと気がすまない、水泳依存症の男性。
携帯電話を片時も手放せない、携帯依存症の高校生などなど。
ともかく深刻にならず、ぱーっと読んで、ははっと笑えてしまうのがよろしい。

好き嫌いが分かれる本と言われるけれど、
自分はとてもありだと思いますよ。
「イン・ザ・プール」は一作目。「空中ブランコ」に続くのだ。

イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
(2006/03/10)
奥田 英朗

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