フクの非日常

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まほろ駅前多田便利軒

三浦 しをん。これまた読んだことが無い。
予備知識といえば、タイトルとジャケットと直木賞受賞作というくらい。

便利屋を営む多田のところに高校時代の知り合い行天が転がり込んでくる。
ストーリーは対照的な多田と行天を中心に進む。
親切心から厄介ごとを背負ってしまう多田と、
まったく合理的な考え方をする行天のキャラクターがよい。
できない約束なんかしない方が良いに決まっているのに、
思わず引き受けてしまう多田は、理想主義なのか。
日本人に多いのか、自分もその部類に含まれているような、そんな風に感じる。

話の舞台になるのが「まほろ」なのだが、モチーフは実在の街があるのだが
どこにでもありそうな街に仕上がっている。
しかし、そこに出てくる登場人物が、チワワにコロンビア人にやくざに警察官と
どちらかといえば現実離れした人たちだという印象。
あんまり考えず、さらっと読めるエンターテイメントの形態を取っており、
その上で主人公多田の心の中の葛藤がちらりと姿を見せる。
良くできた本だなあ、という印象を受ける。

肩の力を抜いて読みたいときに。

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
(2009/01/09)
三浦 しをん

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