フクの非日常

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世界はクラウド化するのか?

「クラウド化する世界」では、ブロードバンドの発達により、PCに分散されたアプリケーションや情報は、インターネット上の仮想的なサーバーに集約されてしまう流れが起きた、と述べている。SaaS(Software As Service:さーすとよびます)は実際に知らず知らずのうちに使っているし、かなり便利な部類に入ると思う。たとえば、Yahooメールや、Gmailなどのインターネットメールが身近な例として上げることができる。これまでのコンベンショナルなメールといえば、PCにメールの受信ボックスや送信ボックスがあり、SMTPサーバの設定、POPサーバの設定を行い、アカウントとパスワードを設定してメールを送受信していた。メーラーに不具合があればバージョンアップの必要もあるし、PCを乗り換えればメールは引き継がれない。メールボックスや連絡先の移行が必要になる。この反面、インターネットメールはユーザーIDとパスワードを入れるだけでメールが見れる。データはすべてクラウドの中。ソフトウエアのインストールはいらないし、面倒な設定も不要。無料で提供されるメールボックスもかなりの容量がある。至れり尽くせりである。しかしその反面、インターネットに繋がっていないと受信しているメールは見れないし、もしメールサーバにセキュリティ面で問題があれば、自分のアカウントや、メールの内容が他人の目に触れることになる。万能ではないのだ。

発生確率は低いが発生すると致命的なリスクもあるためデメリットを考えると完全なクラウドへの移行には心理的に抵抗があるのではなかろうか。クラウド化の進行は少しづつ進むであろうが、どこかで乗り越えられない壁が出てくると予想される。その反対に、今考えられるような問題がクリアされるような仕組みが考え出されて利用が進むかもしれない。ITの未来を考えるならば、後者の方に期待したいものである。

クラウド化でWindowsが要らなくなるかといえば、Yesとも言えるし、Noとも言える。今の重たいOSは不要になるが、コンピュータやデバイスを制御するOSは何かしら必要になる。もっと軽いOS(たとえば、ChromeOSとか、Androidとか、Microsoft Mobileとか)に取って変わられることは想像に難くない。何かしらソフトは必要であるが、完全に無くなることはない。しかし、ネットワークにつながっていれば、自動でソフトウエアを更新するソフトも多いので(携帯のソフトなど)ユーザーがアプリのバージョンアップから開放されるのはそれほど遠い未来ではないかもしれない。

「クラウド化する世界」では、電力業界に例えられ、分散した発電所が集中するようになったと述べられていた。しかし、昨今では環境意識の高まりから、太陽光発電が普及しつつある。各家庭や、学校に発電力を持つということは、集中化された電力業界から逆の流れが起きているとはいえないだろうか。分散したほうがメリットがあることもある、ということだ。コンピュータのクラウド化ということになれば、100%クラウドへ、ということはやはり考えにくい。一部はクラウドへ。でもちょっとこっち側に残るよ、という姿が現実的ではないだろうか。そのときの状況に応じた平衡状態が作り出されることになる。

アプリケーションはクラウドの中、データはホームサーバの中、使うPCはシンクライアントというところが近い未来の平衡点として考えられるのだが、どうだろうか。

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