フクの非日常

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「ガソリン」本当の値段

原油高も一服した感があるこの頃であるが、エネルギー問題は継続している。
資源小国である日本としては影響は甚大で、環境問題と並んで21世紀を通じて
解決していかなくてはならないテーマの一つである。

身近な場面では、原油高はガソリン価格の上昇を煽り、輸送費の高騰に繋がる。
あらゆる産業で燃料費のコストが増し、モノの値段に跳ね上がる。
消費者物価指数は7月分では前年同月比2.3%を記録している。インフレ傾向だ。
通常、インフレは景気が良いときに起こるのだが、今回のインフレは
原材料費の高騰が発端となっており、買い控え、消費の減退に結びつく恐れがある。
影響は大きい。

ガソリンの値段は本当の需給関係から決定されているわけではない。
驚きなのはニューヨーク・マーカンタイル取引所の価格が元になっているということ。
米国内の石油の需給関係と、投機家による取引の結果価格が決定されるので、
例え、米国以外で石油が余っていたとしても価格低下には直結しない。
とはいえ、ある時点で価格の均衡は破れるに違いないことは確かである。
石油の備蓄高が進み、ガソリン以外のエネルギーへの転換が進んでも
ガソリン価格に変化が無ければ、ある時点での暴落が予想されるということ。

日本は石油を海外からの輸入に頼っている。
サウジアラビア、UAE、イラクで60%以上にも上る。

 「サウジ、大型油田で生産開始 日量50万バレルの能力上積みへ」

なんてニュースを見ると、日本の一番の輸入先であるサウジからの
石油の安定供給を期待してしまうのである。
しかし、中東へのエネルギー依存度の高さはリスクが伴う。
ホルムズ海峡の封鎖で日本に石油が入らなくなるのである。
日本にとって、石油が無いということは、食料危機に直結する。
米は自給率が高いとはいえ、日本の農業は機械化が進んでおり、
石油無しで農業は成り立たないからである。恐ろしい話だ。

日本のとるべき方向性はガソリン以外へのエネルギー転換、
および原油の調達先のリスク分散を進めること。
そのためには、日本の技術を提供して産油国との協力関係を強くすること。
生活の様々なところに顔を出すエネルギー問題に注目したい。

「ガソリン」本当の値段 石油高騰から始まる「ガソリン」本当の値段 石油高騰から始まる"食の危機" (アスキー新書 025) (アスキー新書 25)
(2007/08/10)
岩間 剛一

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