フクの非日常

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運は数学にまかせなさい

ラスベガスに行くに当たり、一つ気をつけることがある。それは確率。つまりカジノの遊び方だ。カジノに遊びにいくときは、観光と割り切って絶対に勝とうなどと思ってはいけないということ。でもまあ、普通の人がカジノに遊びに行くといったら思考パターンはこうだ。「折角ベガスまできたのだからちょっとカジノでも冷やかしてやろう。そこそこ遊べて、いくらかプラスになってたらいいな!」いやいや。そんなことは起こりえないのだ。ベガスのカジノの豪華さをみて見なさい。そして建っているホテルの大きさ、そして宿泊料の安さ。これだけ見れば、カジノがどれだけ取っているか分かるというものだ。親が勝つことは明白なのだ。

頭では分かっていても、現地についてみればぱーっと忘れてしまうのがヒトというもの。しかし、そんなときは確率のことを思い出そう。そこでこの本の出番だ。カジノはいかにして確率を味方につけているのか。ゲームのルールをほんのちょっとだけカジノに有利にしておく。たとえば、ルーレットならば0と00は親の総取り。ブラックジャックならばプレイヤーが21を超えれば、親が21を超えていても親の勝ち。それに加え、大数の法則を使っているということ。カジノの客がゲームをするとしよう。ある客は勝ち、ある客は負けているが、ゲームを長い間繰り返せば、最終的に親が勝ち、客はみなすこしづつ負けるということになる。これが大数の法則だ。要するに、そこそこ遊べばそこそこ負けるということだ。

カジノ側の戦略さえわかってしまえば、カジノを負かす方法は無いわけではない。ランダム性を味方に付けるのだ。つまり、ビギナーズラック、勝ち逃げという戦法だ。まずゲームを始めよう。そして最初の1回で賭けた金額より1$でも勝ったならば、そこでゲームを切り上げるのだ。これで終わり。面白くない?その通り。回数を重ねれば大数の法則に捕まって、儲けはなくなり、次第に負けがかさんで来る。大勝しようと思ってもできないようにできているのだ。

このルールを身につけていれば、負けスタートのときにも引き際がわかると言うことだ。最初から負け続けたとしてもいつかは当たりを引くことができる。トントンになるまで続けよう!なんて欲張ってはいけない。ちょっと取り戻したらそこでゲームを終了させるのだ。この本によれば、1ゲームあたりに負ける額というのは計算できる。例えば、ルーレットで$10賭けた場合、1回あたり$0.526の損失が見込まれる。20回も遊べば確率の上で$10は無くなることになる。出口戦略にも確率は有効に使えそうだ。


運は数学にまかせなさい――確率・統計に学ぶ処世術 ((ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ))運は数学にまかせなさい――確率・統計に学ぶ処世術 ((ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ))
(2010/07/10)
ジェフリー S.ローゼンタール

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この本の話を少し。カジノやギャンブルの話だけでなく、多くの身近な例を引き合いにだし、確率的な考え方を見に付けることの有効性を教えてくれる本。ランダムグラフとポール・エルデシュの話もでてきて、中々守備範囲が広い。しかし、その代わり「この話は知ってるよ!」という部分もあり、読み飛ばすところも多かった。もっとコンパクトに絞り込んだ作りのほうが自分の趣味に合った。かの有名なモンティホール・ジレンマもこの本で取り扱っている。ここでは、『条件付確率』という言葉で説明されている。最初に扉1を選んだとしても、新たに扉2がハズレだという事実が判明すれば、扉3が当たりである確率の方が高くなるという例の話だ。この本の説明は、今まで読んだあらゆるモンティホール・ジレンマの解説の中で一番納得行ったということを追記しておこう。

コメント


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カジノへ行くのは危ない!
何処かの涼しい別荘で、ババ抜き、7並べをしよう。

心配性の桃太郎。

九州の桃太郎 | URL | 2010-08-31 (Tue) 17:08 [編集 ]


そうです、カジノには気をつけましょう!

fuku | URL | 2010-08-31 (Tue) 22:51 [編集 ]


 

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