フクの非日常

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調べる技術・書く技術

本屋で目に付いた本を手に取るのだが、「またやってしまった」と思うことが多々ある。
気が付けば、毎度似たような本を手にしているのである。
思考法や、文章の書き方、ノート術などの本がとにかく多い。
「マインド~~」というタイトルが付けばまず一度は開いてみる。
仕事柄それほどビジネスに直結する場面には居ないのだが、
ビジネス~~というキーワードにも何故か敏感だ。
SEのための~~となると自然と財布の中の残金が頭に浮かぶ。
あまり巧みな題名だと、斉藤孝を警戒する。

とにかく、書店に行って本が並んでいるのを手に取るのが好きである。
自分で選んだ本を「この本は面白かった」と感じる確率は高い方だと思う。
実際に中身を捲ってみる分、ネットで買い物をする時のような、
いわゆる「ジャケ買い」をするケースは少ないのだろう。
しかし。
この一冊は買ってみて読み始めて、想像していた内容と全く違うことに気が付いた。
文章の書き方の本なのだが、扱う題材は「ノン・フィクション」なのである。
ノン・フィクションというのは作家が考え出したことを書くのとは違って、
調査やインタビューを基にした、事実に基づいた文章を書くことである。
テレビ等のメディアよりも文章にしたほうが読まれる題材が選択され、
その内容は事件や、医療現場などの生々しい、「重い」テーマを扱うことが多い。
何か文章を書きたいと考えているのだが、ノン・フィクションをテーマに選ぶとは
思い及ぶに至っていなかったため、すごく大変な本を手に取ってしまったと感じた。

本書では、ノン・フィクションを書く上でのスタイル、調査、取材から執筆までが
筆者の体験と実際の記事を元に紹介されている。記事にする題材の性格から、
インタビューでは簡単に話が聞けるわけではない。聞き出しにくい質問もある。
根気の要る仕事であるし、運やタイミングもあるのだろう。厳しい仕事に思える。
一方で、人と会い、話をして、文章にすることで書き手が豊かになると著者は結んでいる。
これまで、ノン・フィクションというジャンルには手を出せないでいたが、
書き手はこのようなことを考え、人と会って文章にしているのだと知れば
こういったジャンルも手に取って見ようかとな、思うようになった。
本の山に潰されないようにしなくては。

最後にもう一つ、書き方の話で面白かったのは
『書いた文章は一度声にだして読むべし』という話である。
書いたその人の文章になっているかは、音読してみればわかるのだそうだ。
早速、この文も声に出して読み上げた次第である。

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
(2008/04/18)
野村 進

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