フクの非日常

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Not a Penny More, Not a Penny Less

Jeffrey ArcherのNot a Penny More, Not a Penny Lessを読んだ。Jeffrey Archerの小説は難しい!?という先入観から手を出すのをためらっていた。特に金融関係の話題になると話についていけないのでは。。。と考えていたのだが、実際に開いてみると「そうでもない」という印象だ。むしろ、Jeffrey Archerの作品は面白く、捲るページが止まらない。構えずにもっと気楽に開いてみて良かったな、と思うくらいだ。

「Not a Penny More, Not a Penny Less」は邦題は『百万ドルをとり返せ!』。詐欺まがいの取引で無一文になった4人がなんとか大金を取り戻そう、という話である。「1ペニーたりとも多くも、少なくもなく」なのである。この本、登場人物が出揃うまでに少々読み進めなければならない。

まず最初に出てくるのがハーベイ・メトカーフ。アメリカ人。若くして株式相場で働きはじめ、ある取引をきっかけに大金を手にする。このハーベイ、その過程ではキレイなことも汚いこともなんでもやってきたという。ハーベイは新しいビジネスに乗り出す。イギリスに石油発掘会社プロスペクト・オイルを設立し、石油を掘りはじめる。そこで2番目の登場人物、デイビッド。ハーバード卒。ハーベイの会社に就職し、プロスペクト・オイルの担当に任命され、イギリスへ飛ぶ。ここでハーベイの策略スタート。プロスペクト・オイルは近々重大な発表をすることになった(油田を掘り当てたらしい!?)、というインサイド情報をデイビッドに吹き込む。それををデイビッドは「ここだけの話なんだけどね。。。」なんて感じでいろいろな人に話してまわる。もちろん、デイビッドに悪気はなく、儲け話を教えてあげただけなのだが。そこで一丁儲け話に乗ってみるか!といってプロスペクト・オイルに大金を注ぎ込むのがスティーブン、ロビン、ピエール、ジェームスの4人。これがまた4人ともかなりの大金をつぎ込むものだから、プロスペクト・オイルの株価は順調に上昇する。みな、「おお、あの噂はほんとうらしいな」と思い込む。しかし、順調に株価が上がっている裏では、ハーベイ・メトカーフは順調に手元の株式を売り払っているのである。ハーベイは売却完了と同時にプロスペクト・オイルの重大発表を撤回。噂はデマであることがわかり、株価は急落。スティーブン、ロビン、ピエール、ジェームスは無一文となるのであった。

ここまでが3章。この後、オックスフォード大の数学者スティーブン、医者のロビン、画商のピエール、貴族のジェームスが会合を持つ。どうやらこの4人はハーベイというアメリカ人に一杯くわされたらしい、と。それならば。。。ということで、この4人、自分の得意分野でハーベイから損したお金を取り返してやろうという作戦がスタートした。総額$1,000,000をどうやって取り戻すのだろうか。。。

という感じで最初の60ページまでの間でちょびっと株式の話がでてくるけれど、要は株式詐欺にひっかかって4人あわせて$1,000,000損した、って話がわかれば済むことで「株の話はねえ。。。」などと敬遠することはなかったのである。とにかく面白かった。Jeffrey Archerの一作目の小説なのだが、この小説を書く前に株式投資で失敗して全財産を失った経験をもとに書かれているそうだ。しかし、この作品のなかでは復讐劇といった暗さは全くない。つまり、超お勧めということだ。


Not a Penny More, Not a Penny LessNot a Penny More, Not a Penny Less
(2003/07/04)
Jeffrey Archer

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