フクの非日常

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The Cardturner

ルイス・サッカーの最新作。サッカーの本はこれまでPaperback版で読んでいて、ハードカバーのうちに買ったのは今回が初めて。しかし、出版は2010年でそれほど新しく無いのは、昨年の暑いうちに買っていたのに今頃になってようやく読み出したせいだ。長い停滞のトンネルを抜けようとしているのかもしれない。

サッカーはブリッジについて書きたくてこの本を書いたそうだ。主人公のAltonがUncle Lesterからブリッジのお供を仰せつかったのがこの話の始まりである。Altonはブリッジについて何も知らない。ほとんどの読者がそうであるように。そのため、サッカーはブリッジの基本的なルールからプレイの様子、テクニックの解説と物語が進むにつれてだんだんとブリッジに興味を持てるようになっている。ブリッジの解説のところは『鯨』マークがついていて、あんまり興味が無い人は飛ばして要約だけ拾うこともできる。しかし、やはりブリッジの細かい解説まで読むのが良い。サッカーもそのために書いたのだろうから。

ブジッリは実際にやったことがないのだが、読んでいくとトランプの「ナポレオン」のように感じる。2人組みでプレイし、2vs2で対戦。何枚取るか宣言して競り落としたチームが攻撃側。対する守備側は相手チームの宣言通り勝たせ無いようプレイする。そしておそらく、この宣言の間に勝負の半分くらいは決まってくるのではないだろうか?「ビッド」のところにブリッジのムズカシさがありそうだ。残りの半分はどの順序でカードを切っていくか。詰め将棋のようにうまく相手の札に勝つように誘導するような戦略が必要だ。

HOLESのように一見、わけがわからない話が後で重要な意味を持つのがサッカー作品の面白さである。本作も例に漏れずサッカーらしさが現れている。他の作品に比べると、若干さらっとしているがサッカーは全部読んだというサッカー狂ならば必読といえよう。コントラクト・ブリッジが日本でマイナーなのが少々残念である。


The CardturnerThe Cardturner
(2010/05/11)
Louis Sachar

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コメント


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わーい!

フクさんも読まれたんですね!

サッカーらしさが溢れていて、
すごく好き、と思いました(^0^)

ブリッジのことは相変わらずわかってませんが(爆)、
ペアとして相手ペアに勝てばいいから、
自分は負けても自分のパートナーが勝つように戦略を練るところ、
相手ペアだけでなくパートナーの手札も読んで、
阿吽の呼吸でパートナーと最善の解決策を目指す
ってところがすごいなあと思っています。
これ、外交の極意みたいなものですよね。

社交界で紳士淑女のたしなみとして、
そういうことをやってきたんですね。
その歴史もすごいな、と思いました。

これを次の世代に伝えたいというサッカーも
数学の先生っぽさが出ていて面白かったです!

Julie | URL | 2011-03-27 (Sun) 09:08 [編集 ]


Julieさんこんにちは。
おひさしぶりですー!

このThe CardturnerはJulieさんのブログで知ったのでした。
(サッカーの新作がでたよ~、というやつです。)
毎度お世話になってます(^-^)

作者の伝えたいことを小説仕立てにする手法はたまに見られるのですが、
ルイス・サッカーは上手かったですね。
いつものサッカー・ワールドを展開しつつ、しっかりブリッジの魅力も伝える。
私もすっかり「ブリッジやってみたい。」とハマってしまいました。
「The Cardturner読了&ブリッジの会」がいつかできるといいなー(笑)

そしてブリッジは教養なんですね。知らなかったです。
対戦相手のカードを予測して、パートナーと協力して、
ビッドでギリギリの交渉をして。。。と考えるとすごくスキルが必要そう。
すごいんですね、社交界って。

それにしても。もっとサッカーを読みたい!
ですね。

フク | URL | 2011-03-29 (Tue) 00:48 [編集 ]


 

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