フクの非日常

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そんなバカな!

竹内久美子の『そんなバカな!』。
20世紀の話題書であるが、十数年経った今でも遺伝子の謎は解明されていない。
しかし、こんな説もあるんだね。もし本当だったら空恐ろしい。
すべての生命は利己的遺伝子(セルフィシュ・ジーン)が自分の遺伝子を
増やすための乗り物(ヴィークル)なのである。
昆虫、植物、動物、人間を含めたすべての生命は、一見説明が付かないような
奇妙な行動を取ることがあるが、すべては遺伝子が仲間を増やすための行動と
考えれば説明が付くのだそうだ。

自分の遺伝子を増やすということは、自らが子孫を残す以外にも、
キョウダイや、イトコが子孫を残すことでも、遺伝子のコピーは残る。
ただし、キョウダイの場合1/2、イトコの場合は1/8である。
ホールデン曰く、2人のキョウダイか8人のイトコのためなら自分の
命を投げ出してもよい、のだそうだ。

嫁と姑の仲が悪いのも遺伝子のせい。
親が上の子より、一番下の子を可愛がるのも遺伝子のせい。
男が家庭の外で子供を作りたがるのも遺伝子のせい。
ギャンブル中毒が絶えないのも遺伝子なりの生き残り戦略なのである。
まさに、そんなバカな!である。

他人を見ていてバカみたいだ、腹が立つと感じる行動も
「ああ、これはあの人が悪いんじゃない、遺伝子のせいなんだ」
と考えれば許せることも出てこようと言うもの。
今でもとても面白い、一読の価値ありだ。
ゲーム理論に興味があってたまに読むのだが、ゲーム理論とは均衡点の話。
もっと根本的な行動原理は遺伝子にあるのだと考えると、
タカ・ハト理論や冷戦も面白さが増してくる。

そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)
(1994/03)
竹内 久美子

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