フクの非日常

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勝てないアメリカ

アメリカはずっと戦争を続けている。始まるときは大々的に報道。そのうち報道されなくなり、報道が少ないとそのことを忘れてしまうのだが、実際は進行中だ。10年間という長期化した戦争の結果、アメリカはどんな問題点を抱えているのか。帰還兵への取材、アフガニスタンでの取材を通じて、テロ戦争の仕組みを伝えている。特に、著者が現地取材で地雷攻撃を受けるところは危険と隣り合わせの戦場が直に伝わってくる。


勝てないアメリカ――「対テロ戦争」の日常 (岩波新書)勝てないアメリカ――「対テロ戦争」の日常 (岩波新書)
(2012/09/21)
大治 朋子

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正直なところ、戦争が続いていることに関心を払っていなかった。大統領選が近いとき、大統領への非難が集まったときなど時折アメリカと戦争、軍需産業が取り上げられる。それ以外はあまり触れられない話題ではないだろうが、報道が少ないことを理由にしてはいけないと思った。しばし反省。

超大国のアメリカがなぜ戦争を終結させることができないのか。戦争の目的、戦う相手のこと、戦場となった当事国アフガニスタンの市民のこと、世論や報道のこと、これらをまとめて筋道立てて本書で解説してある。とても分かりやすい、報道の人が書く文章はすごいと思った。

超大国アメリカとテロリストの戦争は、クモとヒトデに例えることができる。頭を持ち、手足を長く伸ばしたのはアメリカはクモ型、頭を潰しても半分に切っても活動を続けることができるテロリストはヒトデ型。まさに5年前に読んだ「ヒトデはクモよりなぜ強い」の話だ。この本でも「アルカイダvsアメリカ」が取り上げられている。あれから5年になるがまだ決着が付かないということは、やはりヒトデ対クモはクモにかなり分が悪いということだろうか。

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