フクの非日常

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

パロマーの巨人望遠鏡〈上〉

「パロマーの巨人望遠鏡」は1939年に書かれたもの。今から、74年前(3/4半世紀?)の当時、アメリカで巨大な望遠鏡を作った人々の話。望遠鏡で空を観測して得られる発見の前には、望遠鏡を作るためにどれだけの人が働いたのか。一人の大天文学者を影で支えた多くの技術者、篤志家たちにスポットが当てられている。

パロマーの巨人望遠鏡〈上〉 (岩波文庫)パロマーの巨人望遠鏡〈上〉 (岩波文庫)
(2002/06/14)
D.O. ウッドベリー

商品詳細を見る


本書はまだ上巻なので、巨人望遠鏡完成までは至っていない。はじめは山頂に天文台を構えるところからはじまり、そこでの研究が軌道に乗ると次はもっと大きな望遠鏡が必要になる。新しい望遠鏡が手に入れば、現在得られているよりももっと多くの情報が得られ、多くの発見がもたらされる。そしてその望遠鏡でも十分ではなく、次はもっと大きな望遠鏡が必要になる。。。きっと終わりはないのだろう。ここでは、当時の技術でも難しかった60インチの望遠鏡をクリアし、次は200インチの巨人望遠鏡へ、という時代を切り取っている。新しい望遠鏡のための部品を作るだけでも次々と問題が立ちふさがる。それを一つ一つクリアしていく科学者、技術者たちの姿が描かれている。現代になっても一足飛びに物事が運ばない様子は時代を超えて変わらない。

しかし、望遠鏡を作るのも、作った後も金の話がついてまわるのだとつくづく思い知らされる。予算や、時間の制限がなく自由に研究に没頭できたらどれだけ楽だろうか?それとも、予算や時間のプレッシャーがあるからこそ、人間は知恵を絞って新しい発明ができるのだろうか。どちらかと言えば、後者のような気がする。

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。