フクの非日常

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ひさしぶり羽田

前泊・昼までの用事で東京行ってきました。
雨で大変でしたわー。

ひさしぶりの東京の印象は、「遠かった」。

名古屋から東京はひょいと新幹線に乗れば着いてしまう気軽さなのに、福岡からだと空港行って、飛行機乗って、京急でようやく品川なので当然といえば当然ですね。東京は夏のお台場以来なので1年も経ってないのですが、羽田がずいぶん久しぶりな感じでした。それもそのはず、名古屋に住んでた間は羽田を使うこともなかったため、まさに5年ぶりくらいに来たことになります。羽田空港。ANAとJALでターミナルが別になった頃に来たのを思い出しました。今や航空会社の勢力図もがらりと変わってしまって、時代の移り変わりを感じますね。

これからしばらく東京往復します。移動の時間が多いので、いろいろ読むのが楽しみ。

福岡観光案内

遠方よりお客様があり、福岡をご案内することになりました。実は福岡のご案内は今回が2回目。(それも10年前に一度きり。。)定番の名所といえば、やはり大宰府。ここだけは外せません。

しかし、次にどこを案内しようか・・と思うとなかなか2番手が出てきません。Yahooドーム(いつまで経っても福岡ドームと言ってしまう)、キャナルシティ、天神、博多、etc...都会からのお客様には街はあまり珍しくはないのかも。(個人的には天神~天神南の間の地下街が好き!)

発想を変えて福岡の観光は『食』中心に組み立てるのがやりやすいかもしれません。たしかに、福岡の食事はおいしい。まず、新鮮な魚(刺身)。ラーメンも一度は食べておかないと。明太子はご飯にもお酒にもどちらでも。焼き鳥、モツ鍋、水炊き、イカ、フグ。。。お腹が幾つあっても足りません。

そういった定番メニューの他に、昼にちょっと食べれるものはないかね?というとあるんですよ。福岡から西に車で一時間。唐津のちょっと手前、虹ノ松原にそのお店はあります。店舗はなくバスがハンバーガーショップになってます。一風変わったこのお店の『からつバーガー』は絶品。ハンバーグとチーズの相性が最高なのです。福岡をちょっと離れてドライブがてら出かけるのにちょうど良い所なのです。

もっと福岡をご案内できるように、研究したいと思います。はい。


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Google Desktop

Google Desktopってなんでしょうね?という話題になりましたので、このたびインストールしてみました。

「Google Desktopをインストールしますか?」ってよくでてくるのですが、そんな得体の知れないソフトは入れません、って感じで実はすごく使いやすいソフトなのかも・・・?なんて思いつつ。インストールはかんたん。インストール用のexeファイルをダウンロードしてカチカチっとすると入ります。インストールが完了すると、右端にGoogle Desktopバーが現れました。

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このような感じです。ガジェットはニュース、天気、ウェブクリップ、などなどカスタマイズして使えます。一見ただのガジェット集に見えますが、本質はもうちょっと深いです。そもそも、Google Desktopの目的はPC内の検索を高速化するためのツールです。インストール時にインデックスを作るそうです。要は、あらかじめGoogle DesktopがHDD上にどんなファイルがあるかを押さえておくわけですね。そんなわけで、ガジェットのなかにはPC内に保存している写真をちょこちょこ切り替えてくれるような面白がジェットなんかもできるわけです。検索対象はファイルに限らず、メール、Webページの参照履歴、チャットの履歴などなど、PCに残っているものならばあらかた検索できるようです。

ただ、このGoogle Desktopの設定が、色々なPCで共有できるかといえば、対応していないようです。PCごとに設定します。確かに、Google Deskopの設定が色々なPCに引き継げると面白いかもしれません。ここまで書いて思いついたのですが、デスクトップ環境のクラウド化という方向性はiGoogleが担っているのかも知れないと思いました。

有田陶器市

ゴールデンウィーク・福岡近辺のイベントといえば博多どんたく。しかし、実は陶器ファンにとって密かに熱いイベントが佐賀県は西松浦郡有田町で開催されております。私の親戚の間では「いつかまた陶器市に」がキーワードとなって久しく、長い間親しまれているイベントであります。

陶器市は「とにかく混む」のがネックで、どうやって会場入りするかが最初で最大の課題です。今回取った作戦は、「早起き」。そして経路選択。九州自動車道はGWのUターンラッシュなどもあり、避けるのが無難。よって、最初に唐津へ走り、その後南下して有田町を目指します。今回はこの作戦が的中し、7時出発、9時には陶器市の会場に無事到着。さらに運良く駐車場も会場近くに確保することができました。早起きは三文の得と言いますね。

陶器市の会場は初めて来たのですが、とにかく広いです。お店が立ち並ぶ通りの全長2キロメートルが会場。左右のお店をチェックして回るだけでも相当のパワーが要ります。初めてなのでどのあたりに自分好みのお店があるか、それを見極めるまでが大変ですね。感覚的にですが、「この店は好き」という店にめぐり合うと、そこの商品はいくつか気に入るものがでてくるようです。今回の戦利品その1、パスタ皿。この皿は一目で「良い!」と感じました。

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逆に、「これ、ちょっと良いけどどうしよう」というお皿は、意外と後で考えるとそこまでして買わなくて良かったかなあ、と納得してしまう場合があります。お皿を買うというのはこんな楽しみ方なんだなあ、とちょっと新発見でした。

今年のGWは例年になく、連日快晴。陶器市に出かけたこの日も真夏のような日差しでした。帽子、首タオルは必須。日焼け止めも要りますね。陶器市へ繰り出す格好としては、「リュック&軍手」というのがベストだそうです。今回リュックを担いでいきましたが確かに楽。買ったお皿を手に持つと機動性が落ちてきます。リュックで担ぐのが良いようです。車で来る場合は、帰りにお皿を積んでいけるように毛布など準備しておくと安心でしょう。JRで行くとなると、持ち帰るのが一苦労だなー、ってあなたどれだけお皿買うの?って話もありますが。

買ってきたこのお皿、早速使ってみますとなかなかの使い心地。実際に料理を乗せてみるとイメージしていたよりも良い感じなのです。これはまた来年も買い足しに行かなくては!

有田陶器市 その2

有田陶器市の同行者・友人kによる後日談。

連休も終わり、職場に復帰すると「ゴールデンウィークどこ行って来た?」という話題もちらほらと飛び交います。「どこも行かなかったねー。ずっと家。」というのも話が弾まないし、「連休を利用して海外に~」とか、「ちょっと沖縄まで~」というのもちょっと視線が恐いとか。その点、「有田の陶器市行って来ました!」というと、近場であり、なおかつ通な選択ということで高感度アップだそうな。しかも、「陶器市には毎年行っているよ!」というコアな陶器市ファンの方も結構いらっしゃるようで、なにかと話が合うそうです。

毎年参加のベテランさんの話によると、陶器市初参加の我々には思いもよらないテクニックがあるのだそうです。まず、お皿を買ったら、ビニール袋にマジックで番号を書きます。何の番号かと言いますと、陶器市のパンフレットに載っているお店の番号を書くのだそうです。これをやっておくことで、このお皿はどのお店で買った、というのが確実に追えるのだそうです。

そうやってベテランさんは自分のお気に入りのお店ができて、そこを入念にチェックし、そのほかのお店はぶらぶらする程度。陶器市の端から端まで全部のお店を見ることはしない。うーん、朝の9時から夕方4時までぶっ通しで歩き回った我々はかなり無謀だったということか。。。でもお昼ご飯においしいチャンポンにありついたのは隅々まで歩いた成果とも言えますよねー。
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きっと、来年行ったとしても我々は端から端まで歩いて周ることでしょうー。

さらに上級者になると、「今年は金魚鉢の一点買い」とかターゲットを決めて見に行くとか。いやはや、陶器市道というのは深いのですねえ。

ANA×スタバ

東京出張してます。最近は空路はANAを選択してますね。
サービス?便利さ?イメージ?総合的なところで他社に勝ってると思います。

ANAは機内サービスを見直しており、以前のように乗客全員に1カップづつという配り方はしていません。もちろん、希望すれば無料のお茶・水がサーブされます。新しいのは、有料でもいいからもっと良いものを飲みたい、というリクエストに答えられるサービスを提供しているとkろ。なんとコーヒーはスターバックスが飲めるということです。

コーヒーは通常1カップ200円。5月末まではお試し期間のため無料で戴けます。これは飲むしかありませんね!ってことでCAさんにコーヒーをオーダーします。ほどなく出てくるスタバのロゴ入りのカップ。このカップが思ったより大きく、扱いやすい(これまでの機内サービスのカップは小さくて扱いにくかった!)。気になるお味ですが、第一印象は『粉っぽい!?』。でもスタバのコーヒーの味がする。。。それもそのはず、この機内サービスでは『スターバックス ヴィア』という今年4月に発売されたスタバのインスタントコーヒーが出てきたのでした。200円という価格設定、味、1時間半ほどのフライト、という条件を組み合わせて考えると「あり」だと思いました。空の上で急遽ながらカフェ読書気分が味わえるのは、なかなか良かったですよー。

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複雑ネットワーク

「複雑ネットワーク」というテーマに縁あって、少々かじっております。この「複雑ネットワーク」というのは、現実のネットワークの性質を数学的にモデル化して研究してしまおう、という学問なのです。たとえば、人付き合いのネットワークだとか、インターネットのリンクなんかもネットワーク。伝染病の伝わり方もネットワークなのであります。

現実のネットワークの特徴として、「スケールフリー性」「スモールワールド性」「クラスター性」と呼ばれる3つの特徴があります。スケールフリー性というのは、一部の人はたくさんの人と繋がっており、大多数のそうでない人は知人が少ないという様子。スモールワールド性は、「世間は狭い」という言葉で形容されていて、まったく知らない人に思えても、実は何人かの知人を辿ることでたどり着くことができてしまうこと。『六次の隔たり』という言葉は結構有名。クラスター性は、内輪づきあいが多い様子。自分の知り合い同士は知り合いである可能性が高いということ。

これらの性質を持つ現実ネットワークをモデルにする前に、まずグラフ理論の話を理解しないといけません。グラフ理論って、なにやら難しそうですが一歩づつ追いかけていけば次第に理解することができます。完全グラフ、格子、サイクル、木などを扱って、それらの性質を見ていきます。そして、どのへんが現実ネットワークのモデルに近くて、どのへんが合っていないのか。どうやったら複雑ネットワークを扱えるようになるかを順に追いかけていきます。わかるようになると、面白くなってきます。

今使ってる教科書はこちら。中々の歯ごたえ。

複雑ネットワークの科学複雑ネットワークの科学
(2005/02)
増田 直紀今野 紀雄

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複雑ネットワーク (2)

複雑ネットワークを解析するための手法としてグラフ理論が使われています。グラフといってもピンと来なかったのですが、頂点vと頂点の間を結ぶ枝eの集合をもってグラフというそうです。たとえば、人間を頂点とすると、友達関係などが枝にあたります。グラフを作る上でルールを決めておきます。枝の長さは考慮しない(見た目の長さは遠く見えるが、1つの頂点の間なら同じ長さ)。枝が交差しても相互作用は及ぼさない。枝の向きは考慮しない。などなど、前提条件を決めた上でモデルを作り、そのネットワークモデルの特徴を検証していきます。

複雑ネットワークを検証する上で重要な3つの「量」があります。次数kと、平均頂点間距離L、そしてクラスター係数Cです。次数kは頂点から伸びている枝の数を指します。次数がどのような確率密度p(k)に従った分布をしているかが重要になります。p(k)が一定であれば、すべての人は同じ数の友好関係を持つ、という意味になります。現実のネットワークでは一部の人は交友関係が広く、そうでない大多数の人は交友関係が少ないという性質を持ちます。この様子を確率密度p(k)で表すと、ベキ則と呼ばれる分布を示します。

平均頂点間距離は、頂点viと頂点vjの距離。すなわち、到達するために必要な最小の枝の数、という意味になります。ネットワーク全体で、頂点間距離を平均したLですが、ネットワークの大きさに比べて、それほど大きくならない傾向があります。頂点の数nを無限大に発散させた場合、Lはlognに比例するか、それよりも小さな値に落ち着くそうです。ここで扱う平均頂点間距離は、どのオーダー(lognに比例)に収束するかを考えることが重要であります。

クラスター係数Cは内輪の繋がりの濃密さを示す数字です。頂点viと隣接するvj,vkを選んだとき、3点が三角形を結ぶように枝が伸びているかによってクラスター係数を計ります。クラスター係数の定義は様々で、三角形を作る場合もあれば、四角形で作る場合もあります(四角形の場合は自分も友達同士が別の共通の友達を持つ、という意味になる)。
クラスター係数Cの計算は、一般解はなくモデルによって工夫して計算する必要がある。平均頂点間距離Lと同じく、Cについてもn→∞としたときにどのようなオーダーの数になるかが知りたいポイントとなります。

現実世界のネットワークは小さいLと大きいCを持つ特徴があります。この特徴に合うようなネットワークのモデルを考えていくわけですね。スモールワールド・ネットワークモデルの提案によって、複雑ネットワークの研究は大きく飛躍したそうですが、まずはそれ以前の古典的なグラフから押さえていきたいと思います。

天地明察

「ご明察」という言葉、なんだかカッコよくていつ使おうかと常々使いどころを探している言葉の一つです。よく推理モノのドラマなんかで最後に犯人を追い詰めるとき。助手役の人が推理を後押しするような上手いこと言ったときに「ご明察」なんてのが理想の使い方ですが。普段の生活では探偵も犯人も出てこないので、使えるのはやはりデバッグのとき。長らく追跡している問題が解決したときに「ご明察」。これしかないでしょう。ただの「正解」というよりも「よくぞお答えなすった!」という尊敬の念が若干入ります。この本では数学の問題に対し答案を作る。それに対し「ご明察」。これもやはりカッコイイ。

このお話、江戸の歴史モノの風でありますが、肩肘はらずに読めました。登場人物は実在した人たち。でも主人公の性格はなんとなく現代風。作者のテイストなのかなーと思います。

主人公の渋川春海は碁打ちを職業としていますが、実は大の数学好き。私もちょっとしたことから専門外の数学を再勉強してますが、まあ思わぬタイミングでこんな本と出合ったなあ、と偶然を楽しんでおります。


天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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複雑ネットワーク (3)

今日は複雑ネットワークの研究の足跡を追ってみます。

1736年 ケーニヒスベルクの問題
 グラフ理論の起源 レオンハルト・オイラー
 ケーニヒスベルグの街に流れる川に掛かる橋を一筆書きで歩けるか、という問題に対する証明。

1959年 エルデシュ=レーニィモデル(ERモデル)
 ランダム・グラフ
 頂点間に確率pで枝を張り、1-pで枝を張らないことをルールとしたグラフ。
 枝の存在確率は二項分布に従い、n→∞のときポアソン分布に近似することができる。
 古典的グラフと異なり、枝の分布に不均一性を持たせたことが特徴。

1960年代~1970年代 スモール・ワールド現象の研究。
 
1998年 ワッツ=ストロガッツモデル(WSモデル) 
 スモールワールドモデル=クラスター係数を大きくしたモデルの考案。

1999年 バラバシ=アルバートモデル(BAモデル) 
 スケールフリー性(ベキ則)を持つモデルの考案。

18世紀頃にグラフ理論が確立し、ランダムグラフの頃までが古典的ネットワークと位置づけられています。追って現実のネットワークが研究され、複雑ネットワークは次数分布がベキ則に従う、小さい平均頂点間距離と大きいクラスター係数を持つことがわかってきます。しかし、古典グラフではどのモデルも十分に複雑ネットワークの条件を満たしていませんでした。そこに、大きなCを持つWSモデルが提案され、複雑ネットワークの研究が飛躍的に進んだのでした。

東京カフェランチ

東京へ出張などしておりますが、なかなかのんびりと食事を間もありません。
えいやっ!と気合を入れなくてはおいしいご飯に巡りあえないのです。

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今回はDEAN&DELUCAのランチとコーヒー。このカレーが中々美味いのであります。
(ちょっと高いのが残念だー!)

2010 FIFAワールドカップ

2010年 ワールドカップ南アフリカ大会

普段まーったくサッカーは見ない、俄かサッカーファンですが、
日本戦の盛り上がりとともに見るようになりました。今年のワールドカップ。
日本が悲願のアウェーグループリーグ突破を果たし、眠たい金曜日が終わると
早くも決勝トーナメントが始まります。

ここで問題。グループリーグを突破した16カ国の決勝トーナメント。
全部で何試合でしょう!?

新ネットワーク思考

バラバシの本です。

バラバシってだーれ?って話がありますが、ポール・エルデシュによるランダムグラフの発案の後、世の中の複雑系はたいてい「ランダム」でひとくくりにされてきた。インターネット、人付き合い、分子構造、DNA、ビジネスからなにから。そんな時代にいやまてよ、ランダムなんかじゃなくてもっと法則があるに違いない、と考えていろいろ調べだしたのがバラバシなのです。複雑ネットワークのBAモデルの発案者として有名ですが、そのバラバシがどのような思いで複雑ネットワークに取り組み、その中で何を見つけたかについて一冊まるまる書いてあるのがこの本です。とても面白い。そうだったのか。これからはネットワークの時代なのか。と、新たな世界が広がる一冊です。

色々な複雑系は小さなものから大きなものまで、ましてや、インターネットのようにコンピュータとケーブルが手で触れる巨視的なものにおいても同じ法則に支配されていると指摘する。自然界には、ポアソン分布に従うものが多い。たとえば、ヒトの身長など、背の高さと人数比をグラフにするとだいたい中央に高い山ができ、背が低い端、高い端になると急激に山が落ちていく、釣鐘型のグラフになる。これに対し、複雑系の中にはベキ則に従うものがある、というのが大きな着眼点である。

このようなベキ則に従う系を表すために、優先選択型モデルを作ったのがバラバシで、BAモデルとして知られている。このモデルは、ネットワークを次第に大きくなるものとして捕らえ、古くからあるリンクを多数持つノードに新しいノードはくっつきやすい、というルールを加えた。こうすることでうまくベキ則に従う世界をモデル化できる、ということだ。

インターネットについて、多くの章が説明に割かれているがとても興味深い内容である。まずはじめに、インターネットはまったく民主的ではないということ。インターネット上に発言すれば、世界中に対して自分は発言したことになるのだが、実際は膨大な数のページがあり、人に読まれているページはごくわずかである。GoogleやYahooなどのポータルサイトから数ステップで辿れる範囲でなければ多くの人の目には付かないことが説明されている。まったく民主的ではなく、不公平な世界であると。では、このような仕組みの中で、自分の発言が人の目に止まるようになるにはどうしたらよいのか。成長するネットワークのしくみからすると、古くからあり、リンクが多いサイトであることが条件となる。ここで注意したいのは、インターネットのリンクは一方通行であるということ。リンクをするのか、されるのか、という方向のことである。人に見てもらうには、もちろん、披リンクが多いサイト、ということになる。ここで改めて、ベキ則に従うネットワークの中で多くのリンクを獲得するハブ的存在に思いをめぐらせるのだが、インターネットのページとしては、入力のリンク、出力のリンクが多いほどハブの役割に近くなるのではないだろうか。そう考えると、非リンクは当然として、リンク先も多く持つサイトというのがこれから先多くのリンクを獲得していくのではないだろうか。

しかし、すでにインターネットには膨大な数のページがあり、すでにハブ的なサイトは存在している。自分のサイトが大きくなるスピードよりも、すでに自分よりも大きなサイトがもっと大きくなるスピードの方が早いのである。富める者はもっと富める、80対20の法則、そういった言葉で表現されることと同じルールに縛られている。その壁を壊すにはどうしたら良いのか。複雑ネットワークの研究ははじまったばかりである。これからもっと、新たな発見が続くことが予想される。そのアイデアは研究を続ける専門家の手に委ねられているのではなく、疑問を持って考える人の手に届くところにあるのかもしれない。


新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
(2002/12/26)
アルバート・ラズロ・バラバシ

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先を読む頭脳

羽生善治さん。

よく名前を聞くようになって20年ちかく経とうとしていますが、
21世紀になっても将棋界を引っ張るのはすごいの一言に尽きます。
メディアに出ることも、著書も多い。
プロ棋士という人はなかなか表に出ない、という印象がありますが、
その印象をがらりと覆した感じが羽生さんにはありますよね。

この本では羽生善治さんが将棋について語り、人工知能、認知科学の第一人者の共著者が
コメントをつけるという、なんとも豪華な、異分野コミュニケーションになってます。

「考え方」という応用は利く話題ではあるものの、だいたいが将棋の話です。
強くなるまでにどんな練習を積んだか、持ち時間の使いかた、大局観など
将棋を知っている人にはとても面白く読める話ばかりです。
「深く掘り下げて考える」ということを最近やってないな。。。としばし反省するところもありました。

この本の中で、将棋というものは個人戦だ、という話が好きでした。
他人からアドバイスを受けるのはご法度。
確かに個人体個人の知力の勝負、といったところが将棋の魅力だと思います。
これから将棋がオープンになっても、この根っこだけは変わらないで欲しいと思います。

最後の章では、現在のコンピュータ将棋について触れられています。
コンピュータが強いのは、終盤、論理的に「詰み」を確実に拾うことができるところ。
弱いのは、序盤や中盤。定石から外れた手を相手が指すと、とたんに崩れてしまうというところ。
ここまで特性が分析できているのであれば、序盤中盤を強化するプログラムを書くだけ、
と思うのは私だけでしょうか。つまり、コンピュータ将棋は直にかなり強くなるということです。
序盤・中盤は手のバリエーションが広いでしょうから、盤面の検索というアプローチよりも、
打ちスジというか、文脈にそって打ち続けるということをすべきでしょう。
つまり、羽生さんのやり口をそっくり真似るというプログラムはどうでしょうかね。
(きっと、取り組み済みとは思いますが。。。)
要は、こんな手は打たない、という方針を持つ。切捨てる方向性を決めておく、ということになるのでしょうか。

この本が書かれたのはは2006年の頃ですが、現在でも状況は変わらないのでしょうか。
少し興味があるのでウィキペディアで調べてみました。
今年の10月には情報処理学会が日本将棋連盟に挑戦が決まっているそうです。これは興味深いですね。


先を読む頭脳 (新潮文庫)先を読む頭脳 (新潮文庫)
(2009/03/28)
羽生 善治松原 仁

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東京出張

ここのところ3ヶ月ほど、集中して東京出張していた。
それも今日を持って最終回。隔週とはいえ、しんどかった。でも、ためになった。

研修という形式ではなく、会議形式で勉強会を重ねること7回。この会を通じて新しいことを考えるにはこういった見方をするのだ、数学的な考え方はこういったところで利いてくるのだ、などなどモノの考え方のポイント、自分の得手・不得手がわかってきた。発想を出すことをいつも考えていて、色々なテーマにアイデア出しができるようにと心得ていたが、今回は1つのテーマについて粘り強く、考え抜き、多方面から検証することが重要であると感じた次第である。考え方のトレーニングができるとは滅多にない機会だった。非常に幸運であったと思う。しかし、これで終わりというわけではない。今回得たこと、弱いと思ったことに気を配りながら、新しいテーマに取り組むことが重要なのである。

東京ともしばしの別れということで記念撮影。毎度帰りに眺めた羽田の風景。
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品川でニューヨークチーズバーガー。美味かった。
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