フクの非日常

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ナイチンゲールの沈黙

病院を舞台にしたミステリーである、「チーム・バチスタの栄光」は今が旬。
海堂 尊は医師であり、作家である。
本業である医療現場を題材にして作品を作っている。
業界の最新知識、現場での鋭い観察眼と、普段から問題としているテーマが
練りこまれており、作品の鮮度が高いと感じる。

自分の専門分野で作家になった人はテーマが深く、作品も面白い。
自分もIT業界を題材にした話を書いてみたい。

・厳重に管理されたネットワークにどうやって侵入したのか(密室犯罪?)
・最新F-1マシンが暴走を始めた。システム障害か、犯罪か。
・2036年に全てのレガシーシステムが停止してしまう。対策はあるのか?

ネタには困らない。登場人物だって事欠かない。IT業界には変わり者はいくらでも居る。
今の業界では通例になっている問題に切り込んでいくのもアリだろう。
情報セキュリティ、個人情報、孫請け・ひ孫請け、品質と生産性、開発手法、などなど。
逆に、機密は煩わしいかもしれない。
書くなら、今だろう。まだ注目されていない業界だから、書きがいがある。
あとは自分のウデ次第なのだろうね。。

『ナイチンゲールの沈黙』の話は、下巻が終わってから。

ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
海堂尊

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ワーキングガール・ウォーズ

三十台後半、未婚、マンション(ローン25年あり)、管理職・・・
主人公その1は仕事に邁進するキャリア・ウーマン。
しかし、職場やらなにやらで疲れを感じて旅にでてみようと、
オーストラリア ケアンズにペリカンを見に出かけてしまう。

コアラではなく、ペリカンなのである。
うーん、、、ペリカンはイメージなかったな。そのギャップが良いのだけれど。
日本のトラックに描かれているペリカンは口の袋をたっぷりと膨らませた姿なのだが
本当にあんな感じで口の中を満タンにして歩くことがあるのだろうか。
少なくとも、あの状態では飛べまい。
ペリカンは実際どんな風に歩いて、どんな風に飛ぶのか、
見てみたい気がする。

日本の勤め人はが長い休みを取るにはまだまだ大変。
昔よりは休みやすくなっている気がするが。
どちらかといえば体調を崩して、長期休まざるを得ない場合の方が多い。
そう思えば、調子の良いときはバリバリ仕事をしていいのではないかな。
欲を言えば、長期休暇を人と違う時期に気軽に取れると良い。
9日間の休みが年に3回あったとしても、盆と正月とG.W.だけでは
行きたいところにも行けないではないか。

リフレッシュしてこそ、新しい気分でバリバリ仕事ができる。
「日本人は働きすぎだから休もう」というのとはちょっと違う。
長く仕事をやっていく上では効果的だと思うなあ。

ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫 し 50-3)ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫 し 50-3)
(2007/03)
柴田 よしき

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ナイチンゲールの沈黙(下)

『チーム・バチスタの栄光』の海堂 尊。2作目の文庫本化。
愚痴外来の田口先生をはじめ、舞台となる病院や関係者は前作と同じ。
新しい登場人物も登場するが作品の雰囲気はそのまま。

新人の作家さんは2作目が大変らしい。
一作目は大きく当たるが、二作目を書くのに時間が掛かってしまい、
そのうち忘れられてしまうというパターンが多いという。
その点、海堂 尊は速筆で一作目からの期間が一年と開いていない。
おそらく、作家としての原動力が「何か伝えたいことがある」という
モノを書くこと意外にあるからであろう。
何か書きたいと思って漠然と思っているより
この問題を世間の人に知って欲しい、という熱意が
筆を動かしているのではないだろうか。

ナイチンゲールの沈黙は、作品としても面白かった。
下巻は3時間ぶっ通し、一気読みのはまり具合。
次の作品の文庫化が待ち遠しい。

ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
海堂尊

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小さな悪魔の背中の窪み

血液型と性格の話をすると、わいわい盛り上がる反面、
「血液型と性格は関係がないんだ!」と怒りだす場面もある。
それほど、日本人にとって血液型=性格論は深く根付いている。
ABO式血液型の話は日本人にとってファンタジーなのである。

ほとんど迷信に近い、科学的に根拠がないという建前はあるが、
うっすらと「ホントは関係あるかも」と思っている人が多いのではなかろうか。
だから「関係ある論」が唱えられるとちょっと信じてみたくなる。
ほう、なるほどと面白がっている分には、それが真実でなくても良いのでは?

さて。
血液型と病気のかかりやすさは関係があるそうで。
O型の人は病気にかかりにくく、A型の人はかかりやすい。
なので、A型の人は病気をうつされないように人付き合いを避け、
反対にO型の人は社交的である、と。
もしくは、社交的はA型の人は、病気にかかり易く淘汰されてしまう。
うーん、、、あるかもしれない。
この本は10年前のお話だってことを気にして読もう。

小さな悪魔の背中の窪み―血液型・病気・恋愛の真実 (新潮文庫)小さな悪魔の背中の窪み―血液型・病気・恋愛の真実 (新潮文庫)
(1999/01)
竹内 久美子

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もうひとつ、フク的血液型論によると。
血液型は親から子に、両親から半分づるコピーされる。
性格も親のしつけによって、親から子へコピーされる。
その結果、血液型と性格の相関関係が現れるように見える。
・親が出不精だと、子供も家に居るのが好きになる。
・親が社交的だと、子供も人付き合いが上手くなる。

血液型は両親から半分づつ、性格も両親から半分づつだとすれば
血液型と性格の両方が引き継がれる可能性は1/4か。
親の接する割合の多さによっては、偏りが出るかもしれない。
『血液型=親の性格』論、統計調査はできないものだろうか。

パーネ・アモーレ

イタリア語通訳の田丸久美子さんの本。
通訳とイタリア。どちらもすぐにはなじみのない世界。
通訳って、本当のところはどんな仕事なのだろう。
自分が会議に出て、通訳を介して話をすることもなく、全くの未知の世界。

「嘘つきは通訳の始まり」とは、田丸さんが小さな息子に向かって
嘘をつかないように、と叱ったときの言葉だそうだが。
通訳にも色々あり、話し手が喋り終わった後で訳を入れる逐次通訳、
話しているそばから言葉を被せていく同時通訳と、どちらも大変そう。
話し手の言葉を繋ぎ合わせて、想像で話を作っていくだとか、
イタコのように話し手を憑依させて訳していくだとか、
かなりの離れ業をやってのけるそうで。
特に、会議の前はテーマの予習にすごく時間をかけるなど、
颯爽と現れて、ぺらっと翻訳して去っていくイメージとは
随分違うのだな、と思う次第であった。

もう一つ、イタリアについて。
常々、イタリアに行ってみたいと思っているのだが、
実はイタリアについて何も知らないことに気がついた。
ファッション、映画、アート。イタリア中心のモノに本当に疎い。
治安が悪く、スリも多いんだと、、、怖くてイタリアに行けなくなってきた。
さらに。イタリアの男は大のマザコンである、と。
固定観念ばかり大きくなってしまったが、でも何時かきっと、
美味しいパスタと地中海に釣られてイタリアに行ってみたいと思うのであった。

パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)
(2004/09)
田丸 公美子

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B型自分の説明書

またまた血液型の話だが、一風代わった切り口のこの本は売れてるらしい。
やっぱり、日本人は血液型の話が好きなのだろう。
B型の取り扱い説明書と題していて、中々鋭いところを突いてくる。

・人見知り。
・だけど、気分で人見知りも乗り越える。
・ホントはガラスの心を持っている。
・だから傷つきやすい。
・趣味が多い。
・ホワイトタイガーとか、鷹やフクロウを飼ってみたい。
・意味不明なモノを買う。(便器型キーホルダー・30センチのでかい鉛筆とか)
・部屋には自分しか理解できない趣味のモノが必ずある。
・その時ハマっていたモノの影響を受けやすい。

いやー、、、外れ項目も結構あるけど、当たってるのはピンポイントで来るなあ。

ところで。
この「~型自分の説明書」は各血液型分出版されている。
どの血液型の本が売れているのだろう、とちょいと気になった。
売り上げ部数は分からないので、Googleのヒット数を比べてみた。

A型自分の説明書 3,770,000件
O型自分の説明書 2,390,000件
B型自分の説明書 1,200,000件
AB型自分の説明書 428,000件

日本人のA・O・B・AB型の割合はそれぞれ4:3:2:1と言われているが
比率の多い準に並んでしまった。AB型のヒット数が若干低めなのは、
希少種に分類されたAB型としては、あまり血液型の話題に興味がない
ということかもしれない。

B型自分の説明書B型自分の説明書
(2007/08)
Jamais Jamais

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ダンス・ダンス・ダンス

実は、これまで村上春樹は読んでいなかった。
作家の中にも『春樹チルドレン』と呼ばれる人すら居るというのに、だ。
(そして伊坂幸太郎がそうだ、とついさっき知った。。。)
そもそも、自分たちの世代では村上春樹はノルウェイの森。
随分流行ったようだが、村上春樹=性的描写が多い=軟派、という
方程式が自分の中で出来上がっていて、「対象外」に位置づけていた。
当時、田舎の高校生にはノルウェイの森を持ってレジに行き、
さらに家に隠し持つということは不可能に近かったのかも知れない。
かくして、これまでの自分の村上春樹は「世界の終りとハードボイルド・
ワンダーランド」一冊だけの世界に留まっていた。

そして、長い時を経て再び村上春樹の世界と対峙することとなった。
印象としては、なんだか懐かしい感じがしている。
前に読んだ一冊と似ているのだね。作り方が。
主なストーリーがあって、話を進めていくにあたり色んなモノの断片、
ぶつ切りをだんだんと差し込んでいく。繰り返し差し込んでいく。
それが村上春樹の世界なのだろうか。
読んでいて、これを書いた人はどこか変ではないか。。。と不安になったが、
二冊以上同じように書けるのであれば、きっと計算して書いてるのだろう。

主人公はモノ書きをしていて、自分の仕事を誰かがやらなくてはならない
「雪かき」みたいなものだと表現しているのはいたく気に入った。
『文芸的雪かき』があれば、『情報産業的雪かき』もあるわけで、
ソフトウエア製品をリリースする前には長くて辛いテストが待っている。
障害が出そうにないテストを流したり、ログを検証したりすると
不毛な感じに囚われることもあるが、これは雪かきと一緒で、
誰かがやらなくてはならない仕事なのだと思えば、淡々とこなせる気がしてきた。
(でもやはり、何かしらモノ・サービスを作る方が楽しいのである)

「翻訳・通訳の仕事」と聞くと、なんとなくカッコイイ印象を持つ。
自分もやってみたいなぁ、と憧れを持つ仕事の一つである。
しかし、翻訳や通訳というのも情報を伝えたいと考えている主体は別に居て、
訳者は互いの話し手のために仕事をしていると考えれば『言語的雪かき』
みたいなものかと思ってしまうのであった。

ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)
(2004/10)
村上 春樹

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赤めだか

自分の中で「落語小ブーム」が来ている。
(大ブーム、というほどではない)

落語家の人の本ねえ、なになに、談志の話かい。
あのハチマキのオジサンだよねえ。
ひとつ読んでやろうじゃないか。
てなわけで、早速一冊お買い上げなさった訳だが、
その旦那、てっきり談志が談志の話を書いてるとばかり思って
読んでいる。そうすると、どうも様子がおかしい。
本の語り手は談志に弟子入りして談春と名前をもらうんだが、
はて、これは談志が書いてるんじゃなかったのかい?
と不思議に思う。それでもまあ、きっと談志の前座時代の
名前が談春だったにちげえねえと、勝手にハナシを作って読むわけだ。
ほら、談志なんて何代目談志とか何人も居るわけだから。
ところが、いつまで経っても談春は談春のまま、談志は談志のまま。
すっきりしないが本は面白かったからとにかく最後まで読んだ。
改めてカバーをはずして表紙を見ると

 赤めだか 立川談春

ほんとのところは、談春が談志に弟子入りして
前座から二つ目に上がるまでのハナシを書いたもの。
談志は談志のままで、代替わりだってして無いんだもの。
なんだい、はじめに言ってくれればよかったのに。。。
ってすっ飛ばして読んだだけか。

でも、本は面白かった。
落語界のルールもちらっと出てきて、ほうと思ったり。
(前座、二つ目、真打とか、兄弟子とか)

それにしても、落語界の仕組みは独特だなあ、と。
噺ひとつとっても、噺はあまり本になっていない。
最近出版されているものはDVDが多い。
「だれ某の何々」といって、噺は人から習ったり、
テープを聞いたりして伝えていくのだと知った。
本ではリズムとか声のトーンとかが伝わらないのだなあ。
やはり、人が実際にやってるところを見に行かなくては。
来月に名古屋でも談春の独演会がある。
ちょっと覗いてみたくなった。

赤めだか赤めだか
(2008/04/11)
立川 談春

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ダンス・ダンス・ダンス(下)

ダンス・ダンス・ダンス、ってタイトルはすごく良い。
三文字の言葉を三回繰り返すと、こんなに良い響きになるなんて。
タイトル一つにそんな感動を覚えた。

この本を読んで思い出した問題が一つ。
お茶漬けの作り方について。
永谷園の茶漬けは、湯で作るべきか、茶で作るべきか。
80年代の自分はそんなことを真剣に悩んでいた。

世界が80年代だった頃。
携帯電話が無く、電話と留守電だ。
交通ルールも今とは違った。
登場人物は酒を飲み、堂々と車を運転して帰る。
今ほど待ち合わせには不便かもしれないが。
大らかで良かったのかも知れない。

作品も一部、文学のような、なんやら分からない部分を残したまま
つきすすむのを良しとした時代だったのだろうか。
現代は何もかも明らかにし、分かりやすく説明してある作品が
好まれている。今のベストセラーは考えるところすらない。
その辺、文学的要素を残していたんだなあ。

他人のための雪かきばかりではつまらない。
自分のために何かしらやっていこうーってことだな。

ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)
(2004/10)
村上 春樹

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容疑者Xの献身

遅ればせながら東野 圭吾の『容疑者Xの献身』。
流石の話題作。面白かった。評価:◎。
それもそのはず、賞も沢山ついている。
作品については、雑誌やら何やらでイヤという程紹介されている。

前から読もうと思っていたのだが、外にも読むものは山積み。
どうも手に取るタイミングが無かった。
しかし、書店で映画の映像を流しているのを
「見てこの本を読むのは今しかない」、と悟った。
こういった読みたい瞬間を大切にして、
一番温度の高い本を読むのが良いのだろうね。
読みたいけど、今の本が終わってからにしよう、というのは良くない。
本読みには捨てる勇気が必要なのかもしれない。

東野 圭吾のミステリーは一風変わった仕組みの作品が多い。
この前読んだ「どちらかが彼女を殺した」では、最後の犯人は
読者が推理することになっている。
今回の味付けはどうだったのかは、ここで書くのは止しておこう。
実際に作品を手に取って確かめてほしい。
きっと損は無いはずだ。

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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竜馬がゆく(二)

司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』、第二巻である。
竜馬は江戸へ剣術修行に行き、黒船がやってきたのが一巻の話。
江戸に出て5年、北辰一刀流を修め、竜馬は24歳である。

ハリスが下田に入港(1856)し、攘夷が盛んに叫ばれるなか、
竜馬も学問をやろうとする。江戸では剣術一本だったが、
土佐に戻り、何か世の中を変えることをやりたいと考える。

300年続いた幕府、藩の体制では、外国と戦うことはできない。
薩摩、長州の急進的な勤皇の志士たちが動き始める。
日米修好通称条約、安政の大獄(1858)、桜田門外の変(1860)
の時代の中を竜馬が行く。

ああ、早く続きが読みたい。

竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
(1998/09)
司馬 遼太郎

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税について調べてみる

ところで消費税って、一体いくら払っているの?
たまにそんなことが気になってしまう。
まず、予想を立ててみる。ロジカルシンキングというヤツだ。
日本の人口を1億3000万、消費税を主に支払うのはざっと1億とする。
一日あたり、2000円の経済活動をすると、100円が消費税として支払われる。
一年、365日で35,500円。1億人で、3,650,000,000,000。
3.6兆くらい。
どうかな、当たっているだろうか?

さて正解を調べてみよう。
国税庁のホームページから国税庁レポートを開いてみる。
http://www.nta.go.jp/kohyo/katsudou/report/report.htm

平成18年のデータだが、消費税の税収は10兆円である。
ヒト桁違いなので、計算が大雑把すぎといえる。
10兆円を1億人で支払うとすると、1人あたり10万円。
10万円は200万円の5%である。
一年間の経済活動の金額としては感覚に会う数字である。

国税庁のレポートはなかなか面白い。
平成20年度の国全体の収支は83.1兆円
収入は税収が53.8兆円。25.3兆円は公債でまかなっている。
2010年初頭にプライマリーバランスの適正化(黒字化)
を目指している。これを達成するには25.3兆円の歳出削減が必要だ。
果たして、実現できるのか。ちょっと大きすぎる数字ではないか。。

とはいえ、必要はものは必要。実現に向けて頑張ってほしい。
もしも、消費税アップを行った場合どの程度変わるのだろうか?
現在、5%で10兆円ということは、消費税の1%アップで2兆円になる。
25兆を消費税でカバーするには、、、13%アップで解決!
やはり、歳出削減など真剣に検討してほしいものである。

現在、2兆円規模の給付金が検討されている。
使って良いお金が増えるのは国民の利益に感じるが
この2兆円はどこから出てきているのか、疑問を感じる。
公債発行に頼っている現在、債権発行額の増加もしくは
数年先の消費税増額にしわ寄せが来るのだろうか。
目先の景気対策も大事だけれど、先のことも気になった。

螺鈿迷宮 (上)

おなじみ海堂尊の医療シリーズ。
今度の語り手は愚痴外来の田口先生ではないけれど、
同じく桜宮市近辺なのでそれとなく知った顔も登場する。
是非とも、「バチスタ」「ナイチンゲール」を読んだ後で
「螺鈿」を読まれますように。

「バチスタ」シリーズで何度か話題が上った「でんでん虫」こと
桜宮病院が今度の舞台。テーマは終末医療。
医療の問題点を突いてくる作者の切っ先は今回も鋭い。
病気、お医者様とくれば、専門のことは何もわかりませんので、
すべてお任せしてしまうのが実態。
そんな素人にまたも医療の危うい点を突きつけてくる。
ほんとにこんな病院があったら、、、と思うと空恐ろしくなる。

お話は毎度のごとく軽い語り口でさらっと読ませる「海堂節」。
200ページもあっという間。しかし、まだ折り返し地点。下巻に続く。

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)螺鈿迷宮 上 (角川文庫)
(2008/11/22)
海堂 尊

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螺鈿迷宮 (下)

下巻も読んだ。
あっという間の二時間。時速100ページ。
海堂作品の特徴は2つ。

まず一つに、医療について伝えたしと思うテーマがあること。
「ナイチンゲール」にもでてきた、AI(オートプシー・イメージング)の重要性を訴えている。
死亡時に行われる解剖はコストがかかるから、実際に行われる件数は限られている。
このため、死亡した原因がハッキリと分かっていないケースが多い。
解剖の件数を単純に増やせないという現状に対し、AIを使って客観的情報を収集し、
解剖が必要か判断する材料にすることができるというもの。
なんだか難しい話だが、死因がうやむやになっていることが多い、と聞けば
現代の医療制度は多くの問題を抱えているのだなと想像はできる。

もう一つは「バチスタ」をはじめとした作品は土地、人物、背景を
共有していること。『あそこに出てきたあの人だ!』という楽しみがあるのだよ。

海堂作品を読むと、「自分にも書けるんじゃないか?」と軽々しくも思ってしまう。
スンマセン、「ナイチンゲール」読んだときも同じことを考えて、
まだ何にも書けていません。
必要なのは、書きたい、伝えたいというモチベーションだ。
自分が持ってるテーマは『ソフトウエア』。
コンピューターが持つソフトの闇はまた深いなー。
まだ誰も手を付けてないはずなので、ぜひとも書いてみたい!
(って、こないだも言ってた気が。。。)

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
(2008/11/22)
海堂 尊

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竜馬がゆく(三)

竜馬は土佐を離れた。
脱藩して江戸に上り、千葉道場に居候する。
そこで千葉道場の重太郎と再会するのだが、
攘夷志士となった重太郎は勝海舟を切りに行こうと言う。

勝海舟は幕臣、外国と手を組んで船を持っている。
しかし、いつか自分の船を持ちたいと考える竜馬から見れば憧れの人だ。
切りに行くどころか勝海舟に弟子入りしてしまうのである。

1862年、生麦事件もこの頃。
幕末の時代は「攘夷」か「開国」か。
最初に黒船がやってきた。外国討つべしで幕末はスタートしたが、
外国の圧力によって次第に幕府は港を開いていくのである。
幕府では外国勢は打ち破れない。
京都の天皇を擁して幕府に代わって外国と戦うのが攘夷だった。
竜馬は、開国論者ではないが、カネが必要ならば外国の力も借りる。
軍艦を作って幕府を倒し、一つのニッポンという国を作ると考えている。
この点は攘夷とは違うのだ。

『竜馬がゆく』を読めば、「尊王」「倒幕」「攘夷」「開国」の違いが良く分かる。
遼太郎先生、ありがとう。

竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)
(1998/09)
司馬 遼太郎

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